【イスラム教】食事マナーのおもしろエピソード4選

イスラム教

クルアーンやハディースを読んでいると、面白いエピソードを発見することがあります。
今回は、飲食における面白いエピソードを紹介します。

金と銀の食器は使ってはいけません

金や銀、およびそれらでメッキされた食器は禁止されています。
もしイスラム教徒を家に招待した時は、食器にも注意が必要です。可能であれな木製のスプーンやフォークを用意してあげると日本っぽいのもあり喜んでくれると思います。

ちなみに、金の装飾品は女性のみが身に着けることができます。そのためイスラム教徒の結婚指輪は、女性が金製で男性が銀製を身に着けることが多いです。
しかし食器は男女関係なく金と銀を用いることができません。

飲食物にハエが落ちたら

もし、飲食物にハエが落ちたら、みなさんならどうしますか?
私はすぐにつまんで捨てて、気にせず食べています。

しかし、預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)は、ハエを飲食物に一回全部沈めてから取り除いていたようです。
これは、ハエが落ちると不浄に思った人々が飲食物を捨ててしまう習慣があり、それを預言者が食べても大丈夫だということを伝えたためだとされています。

アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました。「アッラーの使徒ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)は言いました。”あなたがたの容器にハエが落ちたら、それを一旦全部沈めてから取り除くのだ。というのもその一方の羽には癒しが、そしてもう一方には病気があるからなのである”」アル=ブハーリーの伝承

食べたものによって性格が変わる

イスラムでは、人間が食べたものによって性格や振る舞いが変わるとされています。
そのため、神様は人間にとって良い食べ物を食べるように勧め、悪いものを食べないように忠告しているのです。

豚肉を食べないのも、豚の特性によるものだと考える人が多いです。
豚は汗腺をもたないため、体温を下げるためには体中を泥で覆います。これをみた人々は豚みたく泥だらけになりたくないと思うのは普通なことです。

これは豚に限ったことではありません。不浄なものを主食とする動物は食べるだけでなく、乗ることや卵を食べること、乳を飲むことが禁じられています。
肉食動物の全般はだめですし、鳥類であってもハゲタカやワシなど死肉を食べるものはすべて食べません。

イスラム圏にハラールマークはありません

イスラム教徒が、他のイスラム教徒が作った食べ物について、それが合法的なもので作られたがどうか訊ねずに口にするのが好ましいとされています。
そのためイスラム圏では、わざわざ飲食店にハラールマークを表示する必要はなく、見たこともありません。
もちろん輸入品や輸出品にはハラールマークがついています。

日本の飲食店でも必ずしもハラールマークを表示する義務はありませんが、ハラールマークがあったほうが信頼性が上がるというわけです。