決断に困ったらイスティハーラの礼拝で神様に判断を委ねる

悩み イスラム教
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みなさんこんにちは。リヤード齊木です。
人間生きていると決断に迫られることってよくありますよね。どちらに進むべきなのか、どちらに進んだ方がいいのか悩んだときイスラム教徒は神様にその決断を委ねてみます。

神様に決断を委ねるときは、イスティハーラの礼拝というものを行います。今回はその礼拝について詳しく見ていきたいと思います。

イスティハーラとは?

イスティハーラとは、選択に悩んだ時に行う礼拝のことです。

イスラームで義務であることや推奨されていることが対立した場合にどうするべきなのか、また合法的なものにおける選択で悩んだときどれを選ぶのが最良なのかを神様に委ね判断を仰ぎます。

例えば、お酒を飲むか飲まないかに悩んで決断を仰ぐことは、そもそもイスラームで禁じられたことを行おうとしており、答えが明白なのでイスティハーラに当てはまりません。あくまで、合法的な選択に限ります。

結婚相手を決めるときや、進学先や職業を決定するときなどで重大な選択で悩んだ時でも、日常的な悩み事でもどんなことでも行って良いです。 

イスティハーラ礼拝の根拠

イスラム教で定められていることには必ず根拠となるクルアーンやハディースが存在します。イスティハーラの礼拝が推奨される根拠をみていきましょう。

クルアーン

イスラーム教では、悩んだときは人に相談することを推奨しています。人生で重要な決定は、自分自身だけで下すよりも神様や人の意見を聞いたほうが良いとされます。

そして諸事にわたり、かれらと相談しなさい。いったん決ったならば、アッラーを信頼しなさい。本当にアッラーは信頼する者を愛でられる。

クルアーン第3章159節

自分自身だけで決断を下したとしたら、どうしても後悔の念が残ってしまいます。しかし、人に相談したり、神様に判断を仰いで下したりした選択は、その後後悔することがなくなるはずだとされています。
人に相談するときは話の要点をまとめたりするので冷静になることができ、慎重に決断することができますよね。

イスティハーラの礼拝には特に回数の制限などはないようですので、自分の心が落ち着いて最善の道を得られるように苦しいときは礼拝に集中するのが良いですね。

ハディース

ハディースにも神様に選択を委ねる言葉が残っています。

ジャービル・ブン・アブドッラー(彼らにアッラーのご満悦あれ)は言いました。「アッラーの使徒はクルアーンの章を教えるように、全ての物事においてイスティハーラをすることを私たちに教えました。」

預言者は言いました『もしあなた方が何かに迷ったら任意の2ラクアの礼拝をし、それからこう唱えるのだ。「アッラーよ私はあなたの知識による選択を乞います。あなたのお力を求めます。私は偉大なるあなたの恩恵を求めます。あなたこそは何事も可能なお方で、私は無力です。あなたこそご存知で、私は無知です。あなたは不可視なる世界をご存知のお方です。アッラーよ、もしこの事が私の宗教と生活と事の結末にとって最善であるとご存知ならば、私にそれを可能にし、容易くしてください。それからそれにおいて私を祝福してください。そしてもしこの事が私の宗教と生活と事の結末にとって悪いとご存知ならば、それを私から遠ざけ、そして私をそれから遠ざけてください。そしてそれがどんなことであろうと、最善な事を私に可能にして下さい。それからそれによって私を満足させてください。」そして必要なことに言及するのだ』

アル=ブハーリーの伝承

このように預言者ムハンマド(彼の上に平安と祝福あれ)は、イスティハーラをすることを強く推奨していました。

イスティハーラ礼拝の行い方

イスティハーラの礼拝はスンナ(強く推奨されている)です。悩みや迷いの雑念が入らないように心を整理して落ち着いた状態にします。

そして、2ラカアの礼拝を行い、タスリーム(礼拝最後に左右にアッサラームアレイクムワラハマトアッラーということ)の前後にドゥアーを行います。ドゥアーはタスリームの前が良いとされています。

ドゥアーの言葉

イスティハーラ礼拝のタスリーム前後に行うドゥアーについては、イスラームの本-ムスリムの砦を参考にしてください。

イスティハーラ礼拝のまとめ

決断に悩んだ時に行うイスティハーラの礼拝についてみてきました。

悩みというものは、一人で抱えないのがイスラーム教です。一人で悩んでいると悪魔が入り込む隙が多くできてしまいます。そこで誰かに相談することで、頭の中を冷静にでき、事のポイントが明白になります。
そして、神様に決断を仰ぐことで、その決断に自信が湧き、悩むことから遠ざけてくれます。

このように、神様は悩みの本質を教えてくれているのですね。