【接客】間違った「バイト敬語」に気を付けよう

日本語教育

日本人でも敬語を正しく使うのは難しいですよね。至る所で変な日本語が飛び交っています。
特に「バイト敬語」と呼ばれる接客業を中心とした敬語は間違った使用をしています。
日本語を学ぶために留学している外国人は週に28時間の就労が許可され、その多くがアルバイトに従事しています。そこで間違った敬語を身に着けてしまうようです。
今回は某ハンバーガーショップでよくみられる敬語の誤用をみていきます。

ハンバーガーショップでの「バイト敬語」の間違い

お召し上がりでしょうか

ファストフードで注文する際によく使われるこの言葉は、間違いです。

誤 「店内でお召し上がりですか」
正 「店内で召し上がりますか」

「お召し上がりますか」は、「召し上がる」という尊敬語に、「お」をつけてしまい二重敬語になってしまいます。二重敬語は誤りとされています。
また、「召し上がられますか」も「召し上がる」に尊敬語「られる」で二重敬語です。

ご注文の方は以上でよろしかったでしょうか

注文を終えたことを確認するこの言葉、間違いです。

誤 「ご注文の方は以上でよろしかったでしょうか」
正 「ご注文は以上でよろしいですか」

実はこの言葉、2つ間違いがあります。
まず、「~の方」の使い方です。「~の方」は、複数の中からどれか一つという比較表現です。例えば、「どちらのほうが好きですか」といった使い方をします。注文は一つで比較対象がありませんので「~の方」を使用するのは間違いです。方をつければ丁寧になるわけではありません。

次に、「よろしかったでしょうか」と過去形を使うのも誤りです。一度確認したことをもう一度確認したという意味になりますので、2回目に聞く場合に使います。一度目は現在形の「ですか」を用いましょう。

~からお預かりします

会計時によく使われるこの言葉、間違いです。

誤 「千円からお預かりします」
正 「千円お預かりします」「千円頂戴します」

この言い方だと、「千円から何かを預かる」という意味になります。

~になります

商品を渡す際に使われるこの言葉、間違いです。

誤 「こちらチーズバーガーセットになります」
正 「こちらチーズバーガーセットでございます」

「~になる」は、「オタマジャクシはカエルになる」のように変化を表す言葉です。まるでマジシャンのように目の前で何かをチーズバーガーに変えたという意味になってしまいます。

まとめ

ハンバーガーショップで使われている間違った「バイト敬語」をみてきましたが、いかがだったでしょうか。
以前は意味が通じてしまうため違和感を感じませんでした、日本語を教えるようになってから間違った敬語が気になってしまいます。
敬語の使い分けは難しいですが、美しい日本語を身に着けたいものですね。