私は子どものころからお母さんが大好きです。
でも、日本だとマザコン呼ばわりされて、変な目で見られてしまいます。
でも、ほぼすべての人がお母さんが好きですよね。
だってお母さんは世界に一人だけの特別な存在です。
日本人はお母さんが好きだということを隠して生きていると思っていました。
これが世界を旅してみると、世界の男はかなりのマザコン揃い。
なんだかほっとしたのをよく覚えています。
特に中東ではお母さんに対する愛がすさまじい。
挨拶だって抱き合ってします。
これは、イスラム教の教えが影響しているのです。
ちなみに、自分の母親に挨拶を真似してみたら精神科を紹介されました。
クルアーンにみる両親への愛
イスラム教徒にとって最も大切な存在はもちろん、創造主アッラーです。
なぜなら、わたしたちはアッラーの被造物だからです。
アッラーはクルアーンのなかで両親に対する孝行をすすめています。
この章のなかでイスラム教徒が特に気を付けて親切にしなければならない人が定められています。
- 血縁関係にある人々、特に両親
- 弱い人や困っている人
- 日常的に接する人、近所の人など
- 旅人など
- 奴隷や目下の人
さらに他の章では
このようにクルアーンのなかで、愛をもって育ててくれた両親に対して親切に付き合うことが書かれています。
両親への愛情、敬愛、感謝と同等なものはありません。
特に母親は大切だとクルアーンに書かれている
両親を大切に扱うのはもちろん、子育てに苦労した母親にさらに感謝しなさいとされています。
このようにクルアーンのなかで子育てに苦労した母親への感謝をすすめているのです。
また預言者ムハンマド(彼の上に祝福と平安あれ)はある男から以下の質問されました。
「私が最もよく親愛の情を表さなければならない人は誰ですか。」
この質問に対しこう答えました。
「あなたの母親です。」
その後、男はまた聞きました。
「次は誰ですか。」
「あなたの母親です。」
そしてまた聞くと、母親ですと言いました。
男が4回目に聞くと、「それは父親です。」と言いました。
この話からもわかるように母親が父親よりも親愛の情を抱く存在なのです。