[スーダン治安]政権交代の影響は?旅行は安全?2019年版

スーダン観光

スーダン在住日本人のリヤード齊木です。
スーダンはアフリカ縦断を目指す旅行者にとって鬼門の国でしょう。
サイトでスーダン情報を調べようとしても良い情報はなかなか手に入りませんし、得られる情報は悪いニュースばかり。
スーダンの実態がまったくわかりません。

そこでスーダンの治安情報を詳しく解説します。

スーダンの治安について

外務省安全レベル

旅行者にとってやはり客観的な安全情報が最も信頼できると思うので先に紹介します。

2019年12月現在、スーダンには安全レベル2と3が発令されています。
アフリカ縦断者使うエジプトからエチオピアに抜けるルートは安全レベル2に指定されています。

2019年3月以前は安全レベル1でしたが、政府に対する抗議デモを武力鎮圧した影響で一時レベル3に引き上げられました。
現在はレベル2に下がっており、情勢が落ち着いている客観的な判断材料になります

公用パスポート保持者の動向

治安情勢の悪化で外務省の安全情報より私が重要視しているのが公用旅券所持者の動向です。
公用パスポートは日本政府の公的な仕事で滞在する人のパスポートです。そのため日本政府がその人の安全に責任があります。
そのため所持者の動向をみることで、日本国がその国の情勢をどう判断しているのかを知ることができます。

  1. JICAボランティアの引き上げ
  2. NGO職員の避難
  3. 大使館の撤退

危険度があがると概ねこの段階に推移します。
最終段階の大使館撤退の国はシリアやリビアなど、命の危険があるというレベルになります。

スーダンでは外務省安全レベル3になったとき第2段階まで行きました。JICAボランティアはもちろんのこと、NGOも撤退しました。最終段階の大使館は撤退まではいきませんでした。

2019年12月現在、スーダンへのJICAボランティアはまだ募集されていませんが、NGOのPlan International がスーダン駐在員の募集をだしています。このことからもスーダンの治安は落ち着いてきていると判断できます。

スーダンの治安・安全の主観的判断

2019年3月にスーダン前政府がデモの鎮圧のために非常事態宣言を発令し、街中に軍車両が通行し市民に対して催涙弾を発射していました。
現在は、そのような動向もなく、町は非常に落ち着いています。
時々、経済状態の悪化に対するデモが呼びかけられていますが小規模にとどまっています。
市民の生活は日常を取り戻していますので、旅行者も問題なく滞在できると思います。町を歩いていて危険を感じません。

しかし、政権が変わっても経済的な改善が全く見られないことから火種が完全に消えたとは言い切れません。
いつどこで燃え上がっても不思議ではありません。そのため最新の情報を集めるようにしてください。

スーダンの危険エリア

エジプトからエチオピアに抜けるルートは問題なく通れると思っていますが、スーダンには危険なエリアもあるので以下の地域には近づかないようにしてください。

ダルフール地方

ダルフール地方は部族社会で部族間の抗争が発生する地域です。ダルフール紛争は概ね収束していますがまだ武器の回収が完了しておらず、政府が実効支配できていない地域もありますので近づかないようにしましょう。

 

コルドファン地方

南スーダンとの国境に近く、難民の流入や反政府組織の活動が報告されている地域です。
また、2014年に油田で働く外国人が誘拐される事件が2件発生しています。

 

エリトリア国境地域

エリトリアからの違法移民や密輸が多数報告されています。
エリトリア人難民の誘拐事件も発生しています。

ポートスーダン

ダイビングの名所であるポートスーダンですが、2019年8月に部族間の衝突が発生し、非常事態宣言が出されています。
現在は落ち着いていますが、いつ再燃するかわからない状況です。

首都ハルツームで治安の悪い地域

首都ハルツームのなかでも貧しい人が多い地域は必然的に治安が悪くなります。
空港から南へ行ったシーニーヤと呼ばれる交差点より南側はあまり治安がよいとはいえません。
特に夜間の立ち入りはあまりおすすめできません。

路上で寝てる人が多いのでスリや引ったくりには気を付けてください。