日本人は「お」と「ご」の違いを知らなくとも何気なく使い分けができていますよね。
でも外国の方からしたら分け方を知らないとむずかしいですよね。
実はこの二つには使い分けのルールが存在します。
「お」と「ご」の使い分けのルール
一般的に「お」は和語、「ご」は漢語につきます。
和語とは、昔から使われている言葉で、訓読みをします。
漢語は、中国から入ってきた言葉で、音読みをします。
「お」の例 お風呂、お金、お便り おにぎり おむすび おもてなし
「ご」の例 ご連絡 ご住所 ご子息 ご挨拶 ご理解 ご協力
もちろん例外もあります。茶は漢語ですが、お茶となり「お」をつけます。
女性が新語の発信地
パリピ・チョベリグ・おったまげー。新しい言葉が生まれては消えていきます。
この現象は今に始まったことではなく昔からあるようです。「お」についても室町時代の女性の間で流行っていました。
いつの時代でも、新語を作るのは女性ですね。
おならという言葉を作ったのも実は女性です。
「屁」という言葉が可愛くないと思った女性たちは屁の音を、「鳴らす」に「お」をつけて「おならす」→「おなら」としたようです。
他にも田楽を「おでん」としたり、水を「おひや」と言い換えていました。
現在でも使われている言葉を発明するとは、昔の女性もセンスが良いですね。
たしかに、「お」をつけると可愛い感じがしますもんね。でもあえて、下ネタはここでは触れませんのであしからず。